VizrtとROE Visualが提携し、XR制作をよりスマート、シンプル、身近に

オランダ、リーク（2025年2月3日）ROE Visualは、コンテンツクリエイター向けのリアルタイムグラフィックス及びライブ制作ソリューションの大手であるVizrtと提携し、エンゲージメントを高めるために設計されたXRパッケージを発表しました。このXRパッケージは、シンプルさ、強力な機能、そして手頃な価格を一つにまとめています。

高品質なバーチャルプロダクションの需要が高まる中、コンテンツクリエイターはパフォーマンスと手頃な価格のバランスが取れたソリューションを求めています。VizrtとROE Visualは、アクセスしやすいオールインワンのXRパッケージを共同で発表し、まさにそのニーズに応えています。このパッケージは、あらゆる規模の放送局、ブランド、スタジオに、従来のセットアップの複雑さや高コストをかけずに、プロ級のコンテンツを制作する力を与えます。

これが、Vizrtがプロのストーリーテラー向けに高品質で使いやすいソリューションとしてViz Virtual Studio Goを設計した理由です。Viz Virtual Studio Goは、世界初の完全装備のARグラフィックスとバーチャルスタジオを一体化した製品です。

「誰でも簡単にARグラフィックスとバーチャルセットを使ってビデオを強化できるようにしました」と、VizrtのR&DディレクターであるMartin Klampfererは言います。「ユーザー体験に重点を置くことで、予め設定されたソフトウェア、ハードウェア、そして誰でも操作できる直感的なインターフェースを提供しました。」

小規模スタジオ、ソーシャルメディアチャンネル、企業環境向けに設計されたXRソリューションは、Viz Virtual Studio GoとネイティブNDI®ワークフローによって駆動され、VizrtのPTZ3 UHD Plusカメラを搭載し、ROE VisualのCOB 1.2ファインピッチCoral LEDパネルと統合されています。このXRソリューションは、従来の放送コンテンツだけでなく、AI 2.5Dコンテンツにも対応し、没入感のあるダイナミックなストーリーテリング体験を創造及び制御することで、無限の可能性を提供します。

ROE Visualは、放送や企業環境などの高精度な用途向けにCoral LEDパネルを開発しました。Coralは高コントラスト、広い色域、そして卓越した色精度を提供し、圧倒的な高精細映像を実現します。1000ニットの輝度、7680Hzのリフレッシュレート、8:9のアスペクト比でネイティブ4Kおよび8K解像度をサポートするCoralは、視覚性能とエネルギー効率の新たな基準を打ち立てます。これらのパネルは、データ量の多いグラフィックスに最適なワークフローをもたらします。

ROE VisualのXR事業開発責任者であるOlaf Sperwerは次のように述べています。「当社のCoral CR1.2 LEDパネルは、比類のない画質と信頼性を備えており、Vizrtの革新的なソフトウェアおよびリモートカメラソリューションに最適です。これにより、手頃な予算でLEDパネルの迅速かつ完璧なインカメラ動作が可能になります。このパッケージは、ユーザーが妥協することなく、より広範なXRプロダクションコミュニティに新たなレベルのエンゲージメントと迅速な制作を提供することを可能にします。」